
Sculptural lampshades
灯りのオブジェ
灯りというのは、
私にとって、内と外をそっと繋げてくれる窓のような存在です。
家の中にほのかな灯りがあるととても落ち着きます。
この灯りのオブジェには、ボタニカルなデザインに加え、
教会の中にいるような、静かで厳かな雰囲気を感じられるものにしたいと考えていました。
そして、教会や大聖堂について調べていくと、
その柱や窓のデザインには植物を模したものが多いことに気づきました。
植物が存在する外の世界と教会という内の世界との繋がる空間、
窓から差し込む柔らかい光や、揺らぐキャンドルの灯り…
そんな調和によって心が穏やかになるのかもしれない。
単体では固い印象になりがちな白い磁器も、木と合わせることで、
柔らかい雰囲気に仕上がり、ここにも、とてもよい調和が生まれた気がします。
この灯りのオブジェが、あなたを優しく包み込み、
心が休まる灯りとなりますように。
磁器シェード制作:鈴木美汐
木工パーツ彫刻制作&組立:古川潤