Figurinesフィギュリン展示のテーマに合わせて作る一点ものの小さなオブジェ(フィギュリン)です。ひとつひとつ手びねりで土の塊からゆっくりと作り上げていく工程は、今までの轆轤(ろくろ)や石膏型での器作りでの求められる迅速さと異なり、じっくり土という素材に向き合うことが必要とされました。それは、私にとって新鮮で、新たな喜びと発見でもありました。物語が始まるようで、まるで絵本の中の世界に入ったように感じるフィギュリン作りをめざし、これからも器とフィギュリンを同時に作り続けて行きたいと思っています。PrevNext